フッ素塗料の特徴
「自分の家に合っている塗料がわからない」「フッ素塗料ってなに?」
外壁塗装を考えているお客様のなかには、塗料に関するこれらの疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。こちらでは、岡山県岡山市で屋根・外壁の塗装を手がける「大塗屋」が、フッ素塗料についてご紹介します。
フッ素塗料の概要
フッ素塗料は、塗料を構成する「顔料」「樹脂」「添加物」「水・溶剤」のうち、樹脂に蛍石を原料としたフッ素樹脂を配合したものです。優れた耐久性や耐候性を持っているため、「東京スカイツリー」や「レインボーブリッジ」など公共性のある建造物でも使われています。
高層ビルやマンションで使われることも多く、一般住宅でも紫外線による劣化が激しい屋根をはじめ、外壁やシャッターなど幅広い用途に使われています。
フッ素塗料のメリット
フッ素塗料のメリットは、以下のとおりです。
【フッ素塗料のメリット】
- 耐久性・耐候性に優れている
- 汚れにくい
耐久性・対候性に優れている
フッ素塗料は、紫外線や酸性雨に強い性質を持つ塗料です。そのため耐久性に優れており、耐用年数は13〜15年といわれています。
また、藻やカビがつきにくいほか、光沢が長持ちするためメンテナンスが楽にできるのも特徴です。耐久性が高いことから、トータルコストを下げることも期待できます。汚れがつきにくい
フッ素塗料は低汚染性で、汚れが付着しにくい性質を持っています。また、親水性があるため雨水が汚れを洗い流してくれるのもうれしいポイントです。定期的なメンテナンスが難しい方に、おすすめしたい塗料といえるでしょう。
フッ素塗料のデメリット
フッ素塗料のデメリットは、以下のとおりです。
【フッ素塗料のデメリット】
- コストが高い
- ひび割れしやすい
- 再塗装が難しい
コストが高い
フッ素塗料は、主流塗料であるシリコンに比べてコストが高いのがデメリットです。平方メートル単価相場で3,500円〜5,000円といわれており、シリコンより1,000円ほど高くなっています。
ひび割れしやすい
フッ素塗料は、塗料が硬く弾力性に乏しいため、外壁のひびとともに割れてしまうリスクがあります。また、サイディング外壁の継ぎ目に使うコーキングとの相性が悪く、ひと手間くわえた施工が必要になります。
再塗装が難しい
フッ素塗料は、耐久性が非常に高い塗料です。ただ、再塗装の場合にはフッ素塗料の耐久性が問題になる場合があります。フッ素加工がされたフライパンは食材がこびりつきにくいのと同様に、フッ素塗装がされている外壁は塗料が密着しにくくなってしまうのです。
フッ素塗料がおすすめなのは、どのような人?
フッ素塗料は、以下のような方におすすめです。
【フッ素塗料がおすすめの方】
- 光沢のある仕上がりにしたい
- 耐久性を一番に考えたい
- メンテナンスを楽にしたい
- 次の塗り替えもフッ素塗装をしたい
フッ素塗料は、公共性のある建築物でも使用されるほど非常に耐久性に優れた塗料です。1回の塗装費用は高めですが、塗り替えの頻度は少なく済みます。また、カビや藻、汚れなどにも強いため、メンテナンスが楽なのも特徴です。
再塗装が難しい塗料ではありますが、同じ塗料で塗り直せばほかの塗料で塗り替えるよりも高い密着性を期待することができます。メンテナンスを楽にしたい方、耐久性を重視したい方は、ぜひ候補に取り入れてみてください。
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