シリコン塗料の特徴
「塗料の種類が多くてよくわからない」「シリコンは人気らしいけど、他の塗料と何が違うの?」
外壁塗装を考えているお客様の中には、こうした疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。現在、外壁塗料で主流といわれているのが「シリコン塗料」です。シリコン塗料はあらゆる塗料の中でも人気を集めており、建築塗料市場において80%のシェアを占めています。
こちらでは、岡山県岡山市を中心に屋根・外壁塗装を手がける「大塗屋」が、シリコン塗料の特徴についてご紹介します。
概要
シリコン塗料は、塗料を構成する「顔料」「樹脂」「添加物」「水・溶剤」の4つの成分のうち、樹脂にシリコンを使っている塗料です。
平方メートル単価相場で2,500〜3,500円、耐用年数は10〜13年といわれており、外壁塗装に使われている塗料のなかでは最も人気があります。性能と価格のバランスが良く、各メーカーで取り扱いがあるため、選択肢が多いのも特徴です。また、原料のシリコン樹脂には汚れや紫外線に強いという性能があり、塗料に活かされています。
メリット
シリコン塗料のメリットは、以下のとおりです。
【シリコン塗料のメリット】
- 耐久性が高いため、コストパフォーマンスが良い
- 製品数が多く、選択肢が多い
- 汚れがつきにくい
高いコストパフォーマンス
外壁塗装に使われる塗料の中でも人気のあるシリコン塗料は、コストパフォーマンスに優れています。アクリル塗料やウレタン塗料と比べると高価になりますが、耐久性があり、長期で考えると塗り替えの間隔が長くなるため経済的です。また、塗装面に大きな影響をおよぼす紫外線や酸性雨にも強い性質を持っています。
選択肢が豊富
シリコン塗料は人気の高い塗料であるため、製品数が多くあるのも特徴です。ツヤのタイプだけでも5種類あるなど選択肢が多く、お気に入りのカラーを見つけやすいでしょう。
汚れがつきにくい
シリコン塗料には、「耐汚染性」と「親水性」があります。塗装面に汚れがつきにくく、雨水などで汚れを洗い流すこともできます。汚れがつきにくいため、メンテナンスが簡単なのもうれしいポイントです。
デメリット
シリコン塗料のデメリットは、以下のとおりです。
【シリコン塗料のデメリット】
- ひび割れしやすい
- DIYには不向き
- 製品数が多く、迷ってしまう
ひび割れしやすい
外壁塗装で人気のシリコン塗料ですが、10年を過ぎると塗膜が硬くなり、ひび割れが起きやすくなるといわれています。また弾性が低いため、伸縮する素材への塗装には向いていません。
DIYに不向き
シリコン塗料は、塗装の際に頻繁に攪拌するなどのテクニックが必要になるため、DIYに使うには難易度の高い塗料です。また密着性が少し弱い傾向にあるため、重ね塗りが難しいのも特徴の一つ。シリコン塗料を選ぶ場合には、プロの塗装業者に任せましょう。
製品数が多すぎる
シリコン塗料は、現在最も人気のある外壁塗料です。各メーカーから販売されており、カラーバリエーションはもちろん、付加価値がついたものも販売されています。そのため、比べ始めるとキリがなくなることも。あらかじめ、ある程度の予算やカラー、性能などについて決めた上で製品を比較するのがおすすめです。
おすすめする条件
シリコン塗料は、外壁塗料の中で1番人気のある塗料です。建築塗料市場において80%のシェアがあり、商品数も豊富に取りそろえられています。
そんなシリコン塗料の魅力の一つは、コストパフォーマンスの良さです。長期的に同じ家に住み続け、家を長く大切にしたい方や、メンテナンスの労力やコストを抑えたい方におすすめです。商品数が多く、自分のお気に入りを見つけやすい塗料でもあるので、外壁塗装の際にはぜひ候補に入れてみてください。
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