リフォームローン・補助金について
「外壁塗装をしたいけれど、まとまったお金がない」「家が手遅れになる前にどうにかしたい」
こういった場合に助かるのが、「リフォームローン」です。こちらでは、岡山県岡山市で地域密着型企業として屋根・外壁の塗装を30年以上手がけている「大塗屋」が、リフォームローンについてご紹介します。
リフォームローン概要
外壁塗装の代金を支払う場合、「工事完了後の一括払い」、もしくは「契約時・着工時と完工時の二分割払い」が一般的です。しかし、突然外壁や屋根に支障が出て、「取り急ぎ対応が必要なものの、まとまったお金がない」という場合もあるでしょう。実際、外壁塗装は100万円以上の高額な費用がかかることも多く、いきなりまとまったお金を用意するのは大変です。
そんなとき、役に立つのがリフォームローンです。長期にわたって少額ずつ支払うことができるため、負担が少なくすみます。リフォームローンには、「有担保ローン」と「無担保ローン」があります。さらに、固定金利と変動金利の違いもあるので、それぞれ見ていきましょう。
有担保ローンと無担保ローン
有担保ローン
担保があるため、金利、借入額の上限、返済期間においてメリットがあります。ただ、審査に時間がかかるうえ、審査に落ちた場合に融資が受けられないばかりか、審査に落ちたという記録が残ってしまうのがデメリットです。
無担保ローン
審査が優しく手続きがスムーズに行なえますが、借入額が低く、金利が高めに設定されています。また、返済期限も短くなっています。
固定金利と変動金利
固定金利
固定金利は、申し込み時の金利のまま完済まで払い続けるタイプのローンです。経済情勢に影響されないため、金利が上がる心配をする必要がありません。一方で、市場金利が低下した場合にも返済額が変わらないのはデメリットといえるでしょう。
変動金利
変動金利は、金融情勢の変化にともなって、返済の途中でも定期的に金利の見直しが行われるタイプのローンです。下がった場合は良いものの、契約時より上がることもあるため注意が必要です。また、変動金利の中には、一定期間の固定期間を定めた「固定金利選択型」というタイプもあります。
リフォームローンのメリット
外壁塗装でリフォームローンを組むメリットは、以下のとおりです。
【リフォームローンのメリット】
- まとまったお金がなくても工事を依頼できる
- 資金を残しておける
- 最適なタイミングで工事を受けられる
メリット01 まとまったお金がなくても工事を依頼できる
リフォームローンなら、手元にまとまったお金がなくても必要に応じて工事を依頼できます。外壁塗装の費用は、一度で払うには高額です。少しずつ積み立てるのも良いですが、時間がかかるうえ、ベストなタイミングで貯まっているとも限りません。その点、リフォームローンなら手元にあるお金を気にしなくても、すぐに外壁塗装を依頼できるためとても便利です。
メリット02 資金を残しておける
リフォームローンを利用すれば、一度に大きなお金が減ることがありません。お金を残しておくことができれば、何かあったときにも安心。特に、子供が進学する場合などには手元に余裕があるに越したことはありません。そのため、仮に一括で払う余裕がある場合にも、一度ローンを考えてみることをおすすめします。
メリット03 最適なタイミングで工事を受けられる
リフォームローンを使えば、お金の有無を気にせず、家のメンテナンスが必要なタイミングに合わせて外壁塗装の依頼をすることができます。「お金がないから」と施工を先延ばしにしていると、外壁材の腐食が進み、さらに大がかりな工事が必要になるケースも。
外壁塗装をする場合には、メンテナンスの必要性を優先し、症状がひどくなる前に施工するのがおすすめです。
リフォームローンのデメリット
リフォームローンのデメリットは、以下のとおりです。
【リフォームローンのデメリット】
- 金利がかかる
- 返済計画が難しい
デメリット01 金利がかかる
お金を借りているため「金利」を払う必要があり、その分コストが増えることになります。ただ、最適なタイミングで外壁塗装ができるため、結果的には工事の費用を抑えることができるのも覚えておきたいポイントです。
デメリット02 返済計画が難しい
ローンは、返済計画を慎重に立てることが必要です。現時点では支払いに無理がないとしても、数年後には何があるかわからないからです。ローンにもさまざまなプランがあるので、自分に合ったものを選び、無理のない返済プランを立てましょう。
リフォームローンの種類
リフォームローンには、大きく分けて3つの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
銀行のリフォームローン
住宅ローンの金利は変動金利で0.5%前後、固定金利で1%台が多いのに対し、銀行のリフォームローンの金利は2〜5%と高めに設定されています。単体で利用すると住宅ローンよりも金利が高いため、利息を多く払う必要があるでしょう。金利を抑えるために住宅ローンの借り換えやリフォームローン一体型に変更することもできますが、住宅ローンの借り換えには手数料などの諸費用が必要になります。借り換えの金額によっては数十万円かかる場合もあるので、事前によく確認してください。
住宅ローンを組んでいる銀行のリフォームローン
現在住宅ローンを組んでいる銀行でリフォームローンを組む場合、住宅ローンの申し込み内容や借入状況によって、リフォームローン一体型の住宅ローンに借り換えができる可能性があります。また、低金利でリフォームローンを組める可能性もあるため、一度確認してみるのがおすすめです。
さらに、すでにリフォームローンより審査の厳しい住宅ローンに通っているため、申し込みがしやすくなる場合もあります。
クレジットカード会社のリフォームローン
リフォームローンは、銀行だけでなくクレジットカード会社で組むこともできます。塗装業者が提携先を紹介してくれることもあり、サポートを受けられるためスムーズに手続きすることが可能です。場合によっては選択できないこともあるため、提携があるか事前に塗装業者に確認してみましょう。
ローン支援制度
概要
各地方公共団体では、リフォーム支援制度が用意されています。支援内容や条件は自治体によって変わりますが、多くの場合、補助金や助成金をもらうことができます。また、控除を受けられる場合もあるため、あらかじめお住まいの地域の制度について調べておくのがおすすめです。
補助金を受け取る条件や注意点
補助金をもらうための条件は、以下のとおりです。
【補助金をもらうための条件】
- 居住地域で着工前に申請する
- 補助金の対象になる施工をする
- 税金を滞納していない
- 建築基準法に違反していない
- 着工後に実績報告書を提出する
多くの自治体において、普通の塗り替えに対して補助金は出ず、断熱や遮熱塗料を使うなど温暖化防止など公共の利益につながる場合に補助が出るようになっています。そのため、屋根・外壁の塗装を検討している場合には、事前に地域の補助内容を調べ、塗装業者に相談するのがおすすめです。また、店舗や事務所、建設中の住宅は対象外になるケースが多いので注意してください。
補助金をもらうまでの流れ
補助金を受け取るまでの流れを、簡単にご紹介します。
【補助金をもらうまでの流れ】
- お住まいの自治体のホームページから申請方法を確認する
- 申請に必要な書類をそろえ提出
- 補助金の交付決定の確認
- 着工
- 完工後、報告書および補助金交付請求書を提出
- 自治体による施工の確認
- 決定通知、補助金の支給
自治体によっては、補助金の支給にあたり工事の完工時期などが決まっている場合もあります。また、報告書には写真が必要なケースもあるため、補助金の申請をする際にはあらかじめ塗装業者と打ち合わせし、相談しておくのがおすすめです。
ローンを賢く使ってグレードの高い塗料を!
リフォームローンを組めば、より耐久性のあるグレードの高い塗料を選べるようになります。
外壁塗料には、耐久性の異なる複数のグレードの塗料があります。ただ、グレードが高ければ高いほど比例して価格も上がるため、なかなか選べないという方もいらっしゃるでしょう。たしかにグレードの高い塗料は初期費用がかかるため、選びにくいかもしれません。ただ、長期的に考えると塗り替え頻度を減らせるため、将来的な塗装費用を抑えられる可能性が高くなります。「塗り替え頻度を減らして長期的なコストを抑えたい」と考えている方は、ぜひ一度リフォームローンを検討してみてください。
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